不登校の小学生から見える、子どもの心〜親ができること〜

ある日突然、小学生の子どもが不登校になったら、親なら誰でも混乱します。突然でなくても、休み休みでもなんとか学校に行けている子でも、この先のことが心配で仕方ありません。

 

「いつまで、どのくらい休んでしまうのだろうか」、「長く休んだら、むしろ学校に行きにくくなってしまうのではないか」、「勉強が遅れてしまう」といった不安が次々に沸き起こります。

 

また、会社勤めをしていたり、シングルで育てている場合に、子どもが不登校になると親の苦労はそれだけでは収まりません。「仕事を休むこともできないけれど、小さな子どもを置いて出かけることはできない」、「近くに支援してくれる親兄弟もいない」といったこともあるでしょう。

 

どうしても、親の不安や都合を優先させて物事を考えてしまいます。親が混乱におちいっているとき、子どもの内面ではどのようなことが起きているのか知っていると、少しは落ち着いて対応できるかもしれません。ここでは、不登校の小学生の心で起きていることに注目し、そのとき親がやるべきことについて見ていきます。

 

 小学生はまだ甘えたい
年齢の小さな1−2年生はもちろん、体が大きくなった5−6年生でも、まだまだ「甘えたい」という気持ちを強く持っています。

 

幼稚園のころは、甘えを出しても許され、荷物の準備や送迎も親がしてくれていました。小学校にあがることは、小さな子どもにとって大きな環境変化です。小学校に上がったとたんに「自立」を求められるからです

 

そこでスムーズに環境適応しているように見えても、実は子どもなりにとても頑張っていたり、我慢をしていることがあります。自立を求められるために、甘えたい気持ちを出さずにいる子も多くいます。

 

親にしてみれば、子どもに手がかかることが減ったから、そろそろパートに出ようか、趣味を再開してみようか、と思う時期かもしれません。そのような親の動きを察してか、前述の子どもの頑張りや我慢は、不登校という形になって現れます。

 

また、長男・長女として、親やその親世代から多くの甘えを受けて育ってきた子どもの中には、2人目や3人目の弟や妹ができる時期でもあります。大きな環境変化を迎え、精一杯やっている中、親は弟や妹の世話で余裕がない、ということも往々にしてあります。

 

「私だけのお母さんが取られた」、「みんなあんなに私のことをかわいがってくれていたのに…」という気持ちが湧きます。寂しさに気づいてほしいという思いや、あのころのように甘えたいという思いから、不登校という表現で大人の目を自分に向けさせようとします

 

 立ち止まって、子どもの目線に落としてみよう
子どもが不登校になると、親なら誰もが混乱し、不安におちいります。そしてこの状況を打開するための策を講じます。このときこそ、先に進みたがろうとする目線や歩みを止めてみましょう。そして、子どもの目線に落としてみましょう。

 

子どもが何を感じているでしょうか。何を求めているでしょうか。親であるあなたに気づいてほしいメッセージはどんなことでしょうか。

 

毎日忙しく働く、あるお母さんは、一日勇気を出して会社を休むことを選択してみました。そして、学校を休んでいる子どもとのんびりと過ごし、子どもがくっついて来ればギューと抱きしめ、たくさん笑って過ごしました。

 

すると、これまで気づくことができなかった子どもの成長を感じる一方で、まだまだ母親の存在が必要だということに気づくことができたと言います。たった一日でしたが、母親にとっても、子どもにとっても良い時間となったようです。そしてその子どもは1週間ほど学校を休んだのちに、再び元気よく登校し始めました。

 

小学生という期間は心も体も急速に変化する時期です。子どもは、自分の成長の変化と未熟な自分との差に戸惑いながら日々を送っています。甘えたい気持ちの一方で、親が外に目を向けてしまうと、そこにしがみつくようにさまざまなサインを表します。その一つに不登校があります。

 

サインを早くキャッチすれば、不登校も短期間で解決します。今、あなたの子どもが、あなたに求めていること、してほしいと思っていることに目を向けてみませんか。

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