自分がコントロールできることに集中して、人生の質を高めよう

あなたは普段、自身の行動を決めるとき、どのようなことを意識していますか。自分の価値基準とは関係なく、目の前の仕事やメール、情報に反応し、行動していますか。もしかすると、価値基準を意識したことがないという人もいるかもしれません。あるいは、自分の意志や価値観に基づいて行動を選んでいますか。

 

実は私たちの多くが、何か行動しようとするときに、自分の価値基準を意識していません。私たちが周りの人たちや情報と関わりあいながらくらしているため、そちらの方に意識が向いてしまうからです。

 

自分の基準を押し通していては、周囲に敬遠され、孤立してしまうのではないかという不安を抱く人もいます。あるいは、和を大切にする私たち日本人の意識の根底には、自己主張をして和を乱すことを良しとしない風潮もあり、自分を押し殺してしまう傾向があります。

 

今回は、自分がコントロールできることとはどのようなことか、そしてそこに集中して行動するとどのような結果を得ることができるのかについて事例を通して考えていきます。

 

 ケース〜36歳 会社員Kさん(男性)〜
Kさんは36歳で独身です。東京の大学を卒業して入った会社は経営不振により倒産しました。5年前から、地方の小さな製造業の会社で営業マンとして働いています。

 

会社は社員が5人、事務のパートが2人という小さな会社です。社長はその土地に生まれ育ち、会社を興し、地元でもワンマンで知られており、社員に対してもとても圧力的です。東京と違い、地元の繋がりも濃く、その土地出身ではないKさんにとっては顔を知ってもらうことも一苦労でした。

 

5年が経ち、ようやく仕事にもなれ、生活も落ち着いてきました。しかしKさんは、東京に比べて給料が安いこと、独裁者のような社長の振る舞い、休日でも参加しなくてはいけない地元の人たちとの会合や行事など、いつもどこかに不満を抱えています。

 

そんなとき、会社時代の同僚と東京で再会する機会がありました。同僚は倒産後、地元に帰り稼業の酒屋を継いでいます。5年ぶりの同僚は、2代目として稼業を発展させるべく、アイデアを駆使してアピールをしたり、各地を回って宣伝したりと、とても充実しているように見えました。さらに、今後の夢も熱く語っていました。

 

Kさんは「会わなければよかった」と後悔するほど、自己嫌悪におちいります。縁もゆかりもない地方の町で、社長や地域の人に使われ、何一つ形に残しているものがない自分、この先のビジョンもない自分は、この5年間いったい何をしてきたのだろうと落ち込みます。

 

 コントロールできることとできないことを整理する力をつける
Kさんのようなことは誰にでもあるのではないでしょうか。目の前の状況が自分の理想通りにいかないとき、周囲と比べて自分が劣っているように感じたとき、自分に価値がないように感じたり、この先の希望も見失ったりします。

 

このようなときこそ「自分がコントロールできることはなんだろう」という質問を投げかけてみましょう。

 

Kさんは、圧力的な社長やつながりの強い地元の人たちを変えることはできません。また、東京に比べて給料が安いことや情報量や人との出会いの少なさも、どうすることもできません。

 

変えることができないこと=コントロールできないことばかり意識してしまうと、自分を被害者に仕立てあげてしまいます。そして自己価値を下げ、結果的に何も生み出すことはできません。

 

Kさんができることは、今置かれている状況は自分が選んだ場所であること、見知らぬ場所でも5年続けてきた結果、得られてきたものを見つめなおし、与えられた役割をもう一度確認することです。

 

 コントロールできないことは放置する
以下の項目はあなたがコントロールできるものでしょうか。
・仕事や休日の過ごしかた
・起きてから出勤前の過ごしかた
・会社の人事
・会社の人間関係
・給料
・自分の感情
・家族や恋人の感情
・食事
・体型(体重)

 

コントロールできないことに不平不満を持っていても、時間とエネルギーの無駄遣いです。自分ができることに時間とエネルギーを費やし、集中して取り組むことによって、得られる結果や変化は格段に変わります

 

一度しかない人生、これもコントロールができません。あなたはどのようなことに時間とエネルギーを使いたいですか。

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