人間関係を良好に保つために〜人と自分の違いを意識する〜

私たち人間は、感情を持っている生き物です。いつもおだやかで、安定しているということはあり得ません。喜怒哀楽という言葉に表されるように、自分にとって良い出来事があれば喜んだり、嬉しかったりします。反対に、悪い出来事が起これば、泣いたり悔しがります。

 

状況に合わせて感情表出ができれば理想的です。しかし、心は私たちが願うように働いてくれません。私たちが心に傷を負ったり、追い詰められたと感じているとき、心の状態は不安定になります。

 

心が不安定になると、これまで喜びに感じたことがまったく喜べなくなり、楽しい場面にいても涙が出たりします。イライラしやすくなり、これまで引っかからなかったようなことが心に残り、怒りに変わったりもします。このような不安定な状態からなるべく早く抜け出し、情緒が安定するためのコントロール法はたくさんあります。

 

個人の内面で起きている反応が表出されたとき、他人の目には理解が難しいこともあります。ここでは自分の内面から視野を広げ、目の前にいる相手、あるいは周囲の人との関係を良好に保つために、あなたが持っておくとよい視点について見ていきます。

 

 人と自分は違うことを認識する
私たちは、自分の常識や価値観をもとに日々を生きています。一日の生活パターン、食事をとるときのくせ、ごみの捨て方、くつの脱ぎ方、話すときのくせなど、人それぞれ違います。しかし普段生活していると、自分の傾向やくせが、世の中の人たちもそうであると思ってしまいがちです。

 

特に、誰かとコミュニケーションをとるとき、自分のくせがハードルになることがあります。それは目の前にしている人にも、くせがあるからです。コミュニケーションは、お互いの常識や価値観がぶつかり合う場所です。

 

例えば、友達3人と話していたとします。Aさんが海外旅行での体験を話します。「たくさんの人と出会ったり、見たり聞いたりして、世界は広いことを改めて知った。日本はとても狭い国で、自分もそこで生きていく上で、もっと積極的に外に出て、視野を広げていきたい」と話します。

 

それを聞いたBさんは、「Aさんは旅行でたくさんの人と出会い、関わって楽しんできた。これからも、日本でたくさんの人と交流していきたいのだな」と理解します。

 

同じように聞いていたCさんは「Aさんは世界を見て、日本の狭さを改めて感じたのだな。これからもっと海外に出て活躍していきたいと思っている」と理解します。

 

Aさんの話を聞いた二人の理解は、まったく違わないまでも異なっています。そしてAさんの体験とも少しずつズレがあります。

 

お互いの趣味や遊びの話ならば問題ありませんが、少しのずれが大きな問題を引き起こすのがビジネスの場面です。同じ話を聞いても、それぞれの解釈が異なるために「言った、言わない」、「聞いている、聞いていない」という議論が展開されることがあります。たいてい、それらの議論は平行線に終わります。

 

 自分の枠組みを認識し、人の枠組みを理解する
このように、私たちは自分という枠組みを通して人の話を聞いています。自分の枠組みは誰にでもあります。しかし、それは人それぞれ違うこと、人と自分は違うという前提に立ってコミュニケーションを取ることが、人間関係を良好にする秘訣です。

 

そうすれば、自分が想像もしていないような反応が返ってきても、「この人はこのような考えを持っているのか」と気づきに変えることができます。

 

その前提がないと、人の話を聞いて「それはありえない」、「普通はそんなことをやらないのでは」という思いがわき、結果的に相手を批判し、不愉快にさせてしまいます。違いがあるという前提に立てば、自分の考えが正しいと思い込み、相手に押し付けることもないでしょう。

 

私たちは普段、人と自分が違うということをあまり意識していません。その結果、相手への不満や怒りの感情がわき、さまざまなトラブルを引き起こします。違いを前提にコミュニケーションを取ることで、お互いの理解は深まり、さらに良い関係性や新たなアイデアが生まれます。

スポンサードリンク


関連ページ

自分を磨く
あなたの「仕事」について改めて考えてみる
ここは空白でよい
人に影響を受ける、人に影響を与える
ここは空白でよい
過去の逆境をエネルギーに変える
ここは空白でよい
あなたの過去を与える力に変える
ここは空白でよい
準備にどれだけのエネルギーを注いでいますか
ここは空白でよい
不安から逃げると、不安はつきまとう
ここは空白でよい
どうしようもないもやもやを最小限で抑えるために、あなたができること
ここは空白でよい
無意識に身についてきた価値観について考える
ここは空白でよい
問題が起きたときの反応によって、解決への道筋が決まる
ここは空白でよい
なぜ「ありのまま」が大切なのか
ここは空白でよい
あなたの名前にはどのような思いが込められていますか
ここは空白でよい
人の役に立つ自分であるために
ここは空白でよい
付いていきたいと思われる人になる
ここは空白でよい
一度しかない人生、なにを意識して過ごしますか
ここは空白でよい
したいことよりも、しなくてはいけないことを優先してみよう
ここは空白でよい
人生の後悔を振り返り、この先の学びに変える
ここは空白でよい
自分を解放したいなら、まずは呼吸を解放しよう
ここは空白でよい
挑戦することで得られるものは、あなたが考えている以上に大きい
ここは空白でよい
当たり前や常識から外れ、豊かな想像力を鍛える
ここは空白でよい
自分の中の当たり前に気づく
ここは空白でよい
人生のシナリオは無数にある
ここは空白でよい
本当に望むものを手に入れるために、なにを、どのように努力すれば良いか
ここは空白でよい
言葉を管理するとは自分をたいせつにすること
ここは空白でよい
小さな決断の積み重ねが、人生を創っていく
ここは空白でよい
他人の目と自分の目のバランスを取ろう
ここは空白でよい
自分探しが目的になっていませんか
ここは空白でよい
だれもが平等に与えられている時間、あなたはどう使いますか
ここは空白でよい
人は時間という素材の家である
ここは空白でよい
人によって時間のとらえ方に違いがある
ここは空白でよい
「愛されて生きてきた」と思えていますか
ここは空白でよい
人に頼られたときに知っておくとよいこと
ここは空白でよい
「環境を変えたい」と思ったときに考えたいこと
ここは空白でよい
「人付き合いが面倒くさい」と感じたとき
ここは空白でよい
人間関係を良好に保つために〜相手の感情を表現させる〜
人が感情的になったとき〜相手に感情を自覚してもらう〜

TOP 代表あいさつ お問い合わせ