どんなにお金があって衣食住が満たされていても、人は、自分一人で生きていくことはできません。自立していると言っても、必ずそばに誰かの支えがあります。

 

孤独とは、周りにたくさんの人がいても「自分はたった一人だ」、「誰からも愛されていない」と感じることです。また、他人が交流の手を差し伸べても、その人が受け止めなければ孤独になります。

 

自分はなにか(誰か)の役に立っているという感覚が、人を快活にさせてくれます。また、誰かとつながっているという感覚によって、孤独に耐え、明日を生きるエネルギーに変えることができます。私たちは、人とのつながりがなければ、生きていくことができません。

 

一方で、親密な関係があればよいというわけでもありません。家族や友人といった親密な関係において、さまざまな事件が増えています。これらの背景には、ほどよい距離感が取れず、親密な関係から憎しみの関係に変わっていったプロセスがあります。

 

深刻な事件に至らなくても、親しかった関係が一転し、疎遠になってしまったという話はよくあります。会社でも、よき理解者だった存在が、業績が振るわずチームの関係性がぎくしゃくしたと同時に、陰で悪口を言われるようになったという相談もあります。

 

私たちは、どのように人付き合いをしたらよいのでしょうか。今回は、つながりという視点から見ていきます。

 

 自分のタイプを知る
人には、一人で過ごすことが向いている人、誰かといる方が好きな人、誰かといないと不安になってしまう人など、さまざまなタイプがあります。どのタイプが良い、正しいというものではありません。

 

自分はどのようなタイプかを、知っていることが大切です。本当は一人で過ごすことが好きなのに、人に嫌われることが怖くて、無理をして人といることを選んでいる人もいます。あるいは、みんなで楽しく過ごしている自分が好きなのに、一人でいる方が素敵だと思われるような気がして、意図して選んでいる人もいます。

 

自分に無理をして人と一緒にいたり、一人でいる必要はありません。自分らしくいられる場とは、どのような環境であるかを考えてみましょう。

 

次に、これまでの人間関係を思い返して、あなたが人とどのような関係を持つ傾向があるかを振り返りましょう

 

大きく二つ、広く浅い関係と、狭く深い関係があります。どちらの傾向でしょうか。これも、どちらが良いというものではありません。関係の持ち方というのは、あなたの性格、今置かれている環境、仕事など、さまざまな要因によって変わってきます。

 

 距離ではなく、関係の質
どのような関係であっても、それが良いか悪いかということは人が判断することはできません。あなたが、人と心地よい関係を築けているかどうかということが大切です。

 

しかし人は、感情によって人と密接にかかわったり、人から離れたりします。それ自体は悪いことではありません。感情も、状況も、常に変化をし続けますし、相手も同じだからです。

 

重要なのは、距離ではなく、関係の質の問題です。質が悪い関係によって、自分や相手を傷つける結果をもたらします。

 

 ゆるやかにつながるという視点を持つ
私たち日本の社会では、親密さや近さということが重んじられてきました。しかし、時代の流れにより、距離というよりも、質が重視されるようになっています。

 

孤独でもなく、密接でもなく、ゆるやかに人とつながっていくという視点を持ってみてはいかがでしょうか。付かず離れずというイメージがあっているかもしれません。

 

例えば、数年に一度開かれる中学校の同窓会があります。そこでは、数年ぶりに懐かしい顔が集まり、はじめは大人になった自分を見せていても、打ち解けるうちに、当時の自分に戻ります。また、見た目は当時とまったく変わっていても、当時の話で盛り上がり、気持ちもつながります。そして、元気をもらって、それぞれの現実へと帰っていくことができます。

 

このように、いつも一緒にいなくても、つながっている存在がいることが、人を強くさせてくれます。これまで、肩ひじを張って人間関係を保っていた人も、あるいは一人になっていた人も、視点を変えてみてはいかがでしょうか。人付き合いが楽になるかもしれません。

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